最果てのパラディン 第3~4話 感想

最果てのパラディン 第3~4話 感想

第3話 「約束の日」 感想

タイトルの通り、旅立ちの前、一人前の証を得るため、ブラッドとの決闘を行う約束の日です。

巨躯の骸骨と、マリーの着替えを見て精通したとはいえまだ幼さの残るウィルが相対すると、その体格差が際立ちます。

冒頭で懸垂を頑張ってましたが、もう骨格からして違う(笑)

決闘の結果はウィルがシールドパリィからのカウンターで勝利したかと思えば、ブラッドはなんと自らの「肋骨」でその剣先を挟み込み、逆に組み伏しました。

「流石アンデット汚い」と思いましたが、なんと彼、生前もやってたそうです。いかれてる。

ここ、伏線かもしれませんね。

ウィル君がいつか強大な敵と戦うときにこの作戦をやる……みたいなね。

その後は、ようやくこの3人のアンデットの生い立ちが判明します。

詳しくは是非、本編を見てほしい(アマプラでみれます)のですが、強大な敵であるハイキング――こう書くとショボいな――最高位王をどうにかこうにか封印した後、不死の王「スタグネイト」に弱みを付け込まれ、アンデットとなって封印を守護していたらしいです。

スタグネイドは直訳で「停滞」を意味し、悲劇が多い世界から死の概念をなくし争いも成長もない世界を目指す存在。

まあ悪いやつではないんでしょうね。

封印の血を守護してきた期間は200年余り、気が遠くなりますが、アンデットなら何も感じないのでしょうか。

そうしているうちに、生贄としてデーモンが連れてきた人間がウィル君だったそうです。

そのような秘密が明かされるほど、ウィル君は認められたということで、褒美にブラッドから「魔剣」を入手。

「魔剣」、いいですよね~~~!!

ファンタジーの醍醐味の一つというか、絶対に自分が小説を書く時にも入れたい要素。

燃えます!!

そうして物語は終盤になりますが、なんと不死の王スタグネイドがマリー、ブラッド、ウィル君の前に現界します。

神って結構気軽にあらわれるんだな。

神のセリフから察するに、どうやらブラッドとマリーはウィル君を育てることに幸福を感じ、最高位王への執着を失ってしまったらしい。

つまり、執着がない今、完全に魂を不死の王に差し出すことになるそうです。

こまった!!

そこに来たのはワンダリングセージのガス!!

次回が楽しみや!!

第4話  「灯の女神」 感想

弱みに付け込んだ契約など無効だと言わんばかりに、ガスが不死の神相手にぶっ放す呪文がめちゃくちゃカッコいいです。

ここは思わず原作を見に行って詠唱を確認してしまいました。

その前に、このシーンの冒頭の原作の表現めちゃくちゃいいんでちょっと引用してもいいっすか……?

 場違いに、懐かしい思い出が蘇った。

 朧な記憶。前世の、たしか子供の頃。図書館で児童向けの小説を読んだ思い出だ。

 割と理解の早い子供だった僕は、高学年向けの難しい漢字の使われた本でも次々読んでしまって……

 両親はそれを喜んだのか、よく僕を図書館に連れて行ってくれた。

 子供の僕には図書館は広くて、見渡すかぎりの本にくらくらするような思いがした。

 児童書コーナーで、たくさんの本棚の隅から隅まで、色々な本を探した。

 むさぼるように読んだ。

 その中に、お気に入りの本があった。

 擦り切れた、古いファンタジー小説で。

 魔法使いの出てくる本だ。

 今ではもう、なんというタイトルなのかも思い出せないけれど……

 両手を広げた老魔法使いが、とても格好よかったことを覚えている。

最果てのパラディン – 20 (syosetu.com)より引用

これが、冒頭。

ガスを後ろから見るウィル君はこんなことを考えていたんですね。

分かる! あのガスはまさに、灰色のガンダルフというか、ダンブルドアというか、そんな感じ……!

そして紡がれる詠唱。

「《縛り付けリガートゥル》、《結び目よノドゥス》、《束縛しオプリガーディオ》――」

「《結びつきコンキリアット》、《追尾せよセクィトゥル》っ!!」

「《青褪めたパッリダ》《死はモルス》《等しき足どりアエクォー・で蹴り叩くプルサト・ペデ》……」

「《貧者のパウペルム・小屋もタベルナース》、《王者のレグムクェ・尖塔もトゥッリース》!!」

「――――《全存在の抹消ダムナティオ・メモリアエ》ッッ!!!」

最果てのパラディン – 20 (syosetu.com)より引用

この「貧者の小屋も、王者の尖塔も」という表現が痺れますね。

かっけぇ……。

こんなとんでもない呪文ですが、さすがに相手は神様ということで、本体を消滅することはできません。

陽の光の力が一番弱まる冬至の日に、ウィル君は不死の神の軍門に下るか否かの選択を迫られます。

その間、ウィル君はみんなの執着を奪ってしまった罪悪感にさいなまれますが、マリーの叱咤激励により奮起。

不死の神との対決に挑みます。

多くの英傑たちの屍を相手に大立ち回りを見せ、魔剣で神を切りつけるところまで行きましたが、毒?か何かをくらい意識を失います。

そうした中、世界が浮かぶ不思議な美麗空間で自分をこの世界に導いた神、灯の神グレイスフィールに出会い、問答を繰り返し、「不死の王の下での永遠の命よりも、3人の子供として死ぬ」という決意を固め、彼の女神の加護を得て復活します。

マリーの身を焼く祈祷による愛情を毎日受けたその体は祝福に満ち溢れ、敵を圧倒!

しかし神はあくまで冷静で、目標をマリーとブラッドに変更し……?

早く見たい! 5話!