2022/2/1 ハンコを無くしました
- 2022.02.01
- 日記
私の仕事はハンコをたくさん使うのです。
午前中、事務が始まり、いつもの引き出しを開けると、ハンコがありませんでした。
2秒停止し、身体が冷たくなって汗が滲んできます。
仕事ができません。
人がたくさんいるとハンコのような小さなものを探すと目立ちますし、「ハンコ無くしました!」なんて転勤早々に
関係性の薄い上司に言いづらく、選択肢は「コソコソとハンコを見つける」しかありませんでした。
自分の机周辺を奇妙な動きでそそくさと探し出すも、一切見つからず。
そこで昨日の記憶を辿ると、確か、○○さんの席を一度借りたな、という朧げな記憶が浮かび上がりました。
ハンコを求めるあまり自らが作り出した偽りの記憶の可能性も大いにある。
けれども試してみる価値はある、と思いその席を睨むと、まあ○○さんが座ってますよね。
女性です。
「ちょっと失敬、引き出しを開けてもよろしいか?」
こんな感じのニュアンスのことを初対面の女性に言えず、周りに変な奴だと思われたくない。
足を踏み出せませんでした。
なので昼休みに彼女とその周辺が居なくなるのを待ちます。
私は神に祈りました。
どうか昼休みまでハンコを使う事務がありませんようにと。
奇跡的に、その日の午前はハンコが必要な書類が回ってきませんでした。
あの時老人に席を譲って貯めた功徳ポイントが使用された可能性が高いです。
昼休み、泥棒みたいな所作で○○さんの机を開けると、煌々と黒光りする印鑑がころり…と現れました。
カタルシス、というのでしょうか、私の体からは喜びのオーラが発露し、周囲にはお花畑が広がり、足に溜まっていた乳酸がすぅっと抜けていきました。
帰宅後、ベッドに腰かけると、こと切れる様に眠ってしまいました。
気を張り詰めると、疲れますね。
また寝ます。
おやすみなさい。
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